車を所有せず、複数で共有して好きな時に借りるカーシェアリング(カーシェア)が人気を集めている。近くに買い物に行くなど短時間での使用ならレンタカーよりもお得で、会員数も急増。借りられる場所も従来は月極駐車場が中心だったが、最近はコンビニエンスストアでも利用が可能になり、より気軽に借りることができるようになっている。(森本昌彦)
◆24時間いつでも 「24時間いつでも使うことができ、使った分だけ料金を払えばいい。それがカーシェアのメリットです」。平成14年からカーシェア事業を手がけるオリックス自動車(東京都港区)の広報担当、矢崎陽子さんはこう話す。 同社のカーシェアサービス「プチレンタ」を例に挙げると、まず30分程度の入会説明会に参加し、ICカードの発行を受ければ準備完了。パソコンや携帯電話で予約をして、予約した貸し出しステーションにある車にICカードをかざしてロックを解除する。キーは車内にあり、そのまま利用できる。 昨年9月末現在でステーション数は248カ所、車の台数は330台。希望のステーションを選ぶことができ、24時間365日利用できる(一部ステーションを除く)。 利用時間は30分から。料金は乗った距離と時間で計算される。月額基本料2980円のプランで軽自動車の場合、15分190円、1キロ当たり14円。ガソリン代は不要で、ひと月分まとめてクレジットカードで支払う。 月4回、2時間ずつ15キロ利用したら、月に9900円という計算で、短時間の利用ならレンタカーよりお得感はある。矢崎さんは「車を使う状況に応じてカーシェアとレンタカーを使い分けるのがいいのでは」と提案する。 ◆人がいて安心感 同社のほかにも各社がカーシェア事業に乗り出し、会員数は急増中だ。交通エコロジー・モビリティ財団(千代田区)の調査によると、カーシェアの会員数は平成20年の3245人から、21年には6396人とほぼ倍増している。 これまで月極駐車場が中心だった車両設置個所も広がっている。昨年から急速に拠点となりつつあるのがコンビニ。日本カーシェアリング(新宿区)は昨年10月、スリーエフ(横浜市中区)、ミニストップ(東京都千代田区)と提携し、コンビニの駐車場を利用したカーシェア「アイシェア」を始めた。 料金の精算もコンビニのレジで行う。日本カーシェアリング専務の横井修さんは「月極駐車場に比べ、コンビニのほうが地域の住民の方にとって場所が分かりやすいし、常に人がいて安心感があります」と話す。 スリーエフ、ミニストップのほか、ローソン(品川区)とも提携し、3チェーン合わせ、6店舗で利用できる。オリックス自動車も1月下旬から、ファミリーマート(豊島区)の5店舗でサービスを開始する。 浸透を図るため、値下げの動きも出てきた。パーク24(千代田区)グループが展開する「カーシェア24」は1月から3月まで、全会員の月額基本料を無料にするキャンペーンを始めた。利用にあたっては各社のサービスの内容を比較・検討して選ぶのがよさそうだ。 ・ <雑記帳>道頓堀「大たこ看板」上海万博へ(毎日新聞) ・ <量刑検索システム>誤入力新たに19件 10件が判決主文(毎日新聞) ・ 小沢氏議員辞職を視野 自公、徹底追及の構え (産経新聞) ・ 北新地の芸妓ら商売繁盛祈願 大阪天満宮(産経新聞) ・ <居酒屋発砲>大阪市職員の杉浦容疑者、斎場で火葬など担当(毎日新聞)
by vnv3eys9pc
| 2010-01-15 19:06
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